登録販売者試験の勉強で、合否を最も大きく分けるのが過去問です。出題は手引き(厚生労働省「試験問題作成に関する手引き」)に沿った定番論点の繰り返しで、過去問を制する人が合格に近づきます。
この記事では、過去問の入手方法(無料ダウンロード・アプリ)、何年分・何回解けばいいか、章別の使い方、クイズ形式で解くメリットまで、過去問学習のすべてを整理します。数字は年度・個人差があるため「目安」として読んでください。
登録販売者の過去問はどこで手に入る?
登録販売者試験の過去問は、主に次の3つの方法で入手できます。
| 入手方法 | 特徴 |
|---|---|
| 都道府県の公式サイト | 各都道府県(ブロック)が、実施した試験問題と解答を公開している場合がある。無料だが解説は付かないことが多い |
| 市販の過去問題集 | 解説が詳しく、章別・年度別に整理されている。書き込みやすい |
| 過去問アプリ・Webサービス | スマホで1問ずつ解ける。スキマ時間に最適で、クイズ形式で続けやすい |
試験は全国を10ブロックに分けて実施され、ブロックごとに問題が異なります。自分が受験するブロックの過去問を中心に、近隣ブロックの問題も解くと出題傾向が見えてきます。受験地の確認は2026年の試験日程・都道府県別ページで行えます。
過去問は「都道府県公式(無料)・市販問題集・アプリ」の3ルート。受験ブロックの過去問を中心に、解説の有無で使い分けるのがコツです。
県別・ブロック別の過去問はどこにある?
「〇〇県の過去問が欲しい」という場合、探すのは県単位ではなくブロック単位です。同じブロック内の都道府県は共通問題で実施されるため、たとえば茨城県の過去問は「関東・甲信越ブロック」の問題にあたります。
| ブロック | 主な都道府県 |
|---|---|
| 北海道・東北 | 北海道・青森・秋田・岩手・宮城・山形・福島 |
| 関東・甲信越 | 茨城・栃木・群馬・新潟・山梨・長野 |
| 首都圏 | 東京・千葉・埼玉・神奈川 |
| 北陸・東海 | 富山・石川・岐阜・静岡・愛知・三重 |
| 関西広域連合ほか | 大阪・京都・兵庫・滋賀・和歌山・徳島・福井 など |
| 中国・四国 | 岡山・広島・鳥取・島根・山口・香川・愛媛・高知 |
| 九州・沖縄 | 福岡・佐賀・長崎・熊本・大分・宮崎・鹿児島・沖縄 |
※ブロック構成は年度により変わる場合があります。必ず受験年度の公式発表を確認してください。
過去に実施された試験問題・解答は、多くの場合各都道府県の薬務課などの公式サイトで公開されています。「(都道府県名) 登録販売者試験 過去問」で検索すると、公式の掲載ページが見つかります。自分の受験地の試験日・申込方法は都道府県別の試験日程ページから確認できます。
過去問は県単位ではなくブロック単位。自分の受験ブロックを確認してから、同ブロックの問題を集めるのが正しい探し方です。
年度別(令和6年・令和7年)の過去問の注意点
過去問は新しい年度から優先して解くのが基本ですが、年度をまたぐときは1点だけ注意が必要です。
登録販売者試験は、厚生労働省の「試験問題作成に関する手引き」に沿って出題され、この手引きは数年ごとに改訂されます。古い年度の過去問には、現在の手引きでは正解が変わる(または出題されなくなった)問題が混ざっていることがあります。
- 直近2〜3年分:最優先。現在の手引きにほぼ沿っており、安心して使える
- それ以前:解く価値はあるが、解説つきの教材・アプリで「現在の基準での正誤」を確認しながら使う
市販の問題集やアプリは、改訂後の手引きに合わせて解説を更新しているものを選べば、この心配がほとんどありません。テキスト側の対応状況は2026年版テキスト比較でも解説しています。
過去問は新しい年度から。古い年度は手引き改訂で正解が変わっている場合があるため、最新基準の解説付き教材で答え合わせするのが安全です。
PDFダウンロード・印刷して使うコツ
都道府県公式サイトの過去問は多くがPDF形式で公開されています。印刷して使う場合のコツを3つ紹介します。
- 問題と解答を分けて印刷する:解答が目に入ると演習になりません。解答は別ファイル・別紙に
- 本番形式の練習用に取っておく:直前期に「120問を時間内に解く」練習は紙が最適。普段の反復はアプリ、本番練習は印刷、と役割を分ける
- 間違えた問題に印をつける:2周目以降は印のついた問題だけを回すと効率が上がる
なお、公式PDFには解説が付いていないことがほとんどです。「なぜ間違えたか」を確認できる環境(解説付き問題集・アプリ)をセットで用意すると、演習の効果が大きく変わります。
公式PDFは無料だが解説なし。普段の反復は解説付きのアプリや問題集、本番形式の練習は印刷した過去問、と使い分けるのが効率的です。
過去問は何年分・何回解けばいい?
「何年分・何回」に明確な正解はありませんが、合格者の傾向をふまえた目安は次の通りです。
| 取り組み | 目安 |
|---|---|
| 解く範囲 | 受験ブロック+近隣ブロックの直近3〜5年分 |
| 周回数 | 最低3周(間違えた問題は5回以上) |
| 到達ライン | 本番形式で全体7割(84点/120点)以上、各章の足切りもクリアが安定するまで |
登録販売者試験は**全120問・各章に「足切り(おおむね3.5〜4割)」**があり、苦手な章を作れません。だからこそ、全章をまんべんなく過去問で回すことが重要です。年数を広げるより、間違えた問題を確実に潰す方が得点は伸びます。合格ラインや都道府県ごとの合格率の違いは登録販売者試験の合格率で詳しく解説しています。
過去問は「直近3〜5年分を3周」が目安。120問・章ごとの足切りがあるため、全章をまんべんなく回すのが合格の条件です。
章別の過去問の使い方(特に3章・漢方/生薬)
登録販売者試験は5章構成で、章ごとに性質が違います。過去問も章別に強弱をつけて使います。
| 章 | 内容 | 過去問の使い方 |
|---|---|---|
| 第1章 | 医薬品に共通する特性 | 基礎。早めに過去問で固める |
| 第2章 | 人体の働きと医薬品 | 暗記中心。過去問でパターンを覚える |
| 第3章 | 主な医薬品とその作用 | 最大の難関・配点も多い。成分名・漢方・生薬を過去問で反復 |
| 第4章 | 薬事関係法規・制度 | 暗記。過去問の頻出条文を重点的に |
| 第5章 | 医薬品の適正使用・安全対策 | 過去問で副作用・添付文書の論点を |
特に第3章は成分名や漢方・生薬の暗記量が膨大で、ここで足切りにかかる人が少なくありません。漢方・生薬は「登録販売者 漢方 アプリ」と検索する人がいるほど、スキマ時間の反復学習が効く分野です。過去問を一問一答で何度も回し、出る成分を体に入れていきましょう。
勉強法の全体像や章別の優先順位は登録販売者の勉強法、生活の中での進め方はスキマ時間を使った勉強法でも解説しています。
鍵は第3章。成分名・漢方・生薬は暗記量が多く足切りの原因になりやすいので、過去問の一問一答で繰り返し定着させるのが正解です。
過去問を「クイズ形式・アプリ」で解くメリット
紙の過去問だけでなく、スマホでクイズ形式に過去問を解く学習が、合格者の間で定番になっています。理由は明確です。
- スキマ時間に1問ずつ解ける(通勤・家事の合間でも進む)
- クイズ形式で続けやすい(机に向かう心理的ハードルがない)
- 間違えた問題を自動で出し直してくれるサービスなら、苦手を効率的に潰せる
- 第3章の成分名・漢方など、反復が効く暗記分野と相性が良い
特に「机に向かう時間が取れない」社会人・主婦の合格者ほど、過去問アプリでの一問一答を習慣化しています。当サイトが提供するLicenceHub Academyも、過去問ベースの問題をスワイプで解けるクイズ形式の学習アプリです。まずは無料で数問試してみて、自分に合う学習スタイルを見つけてください。
登録販売者の過去問を、
スワイプで解く。
AIがあなたの苦手を自動検出。隙間時間に1問ずつ、静かに合格へ。
ブラウザで無料体験(登録不要) App Storeで見る アプリの詳細を見る過去問はクイズ形式・アプリで「1日1問でも毎日」が最強。特に第3章の暗記は、スキマ時間の反復で驚くほど定着します。
過去問だけで受かる?テキストとの併用
「登録販売者は過去問だけで受かる?」とよく聞かれますが、答えは**「過去問中心でOK。ただし初学者はテキストの併用が安全」**です。
過去問は最重要ですが、なぜその選択肢が正解/不正解かを理解しないと、似た問題で取りこぼします。特に第3章は、成分の作用を理解した上で覚えないと、暗記が崩れやすい分野です。
おすすめの進め方は、**「テキストでざっと理解 → 過去問で大量に演習 → 間違いをテキストで確認」**の往復。テキスト選びは登録販売者の教材・テキスト比較や効率的な学習教材も参考にしてください。
過去問中心で合格は狙えますが、"解くだけ"では不十分。テキストで理解を補い、間違いの理由を説明できるまで仕上げるのが過去問学習の正解です。
過去問を効率的に回す手順
最後に、過去問を最大限に活かす回し方をまとめます。
- 章別に1周:第1章から順に、まず全体に触れる
- 間違いに印:解けなかった問題・迷った問題に印をつける
- 解説で理由を確認:なぜ正解/不正解かを、自分の言葉で説明できるようにする
- 2周目以降は間違いだけ:印のついた問題を重点反復(特に第3章の成分名)
- 直前は本番形式:120問を時間内に解き、全体7割+各章の足切りクリアを確認する
スマホで1問ずつ解ける環境を作れば、忙しくても演習量を確保できます。1日10分でも、毎日続けることが合格への最短ルートです。
過去問を含めた独学全体の進め方(必要な勉強時間・教材・スケジュール)は登録販売者は独学で合格できる?にまとめています。
「章別1周→間違いに印→解説で理由→2周目は間違いだけ→直前は本番形式」。この回し方で、過去問は登録販売者合格の最強の武器になります。
よくある質問(FAQ)
よくある質問
Q. 登録販売者の過去問は無料で手に入りますか?▼
A. 多くの都道府県が実施済みの試験問題と解答を公式サイトで公開しています(解説は付かないことが多い)。解説重視なら市販問題集やアプリの併用がおすすめです。
Q. 過去問は何年分・何回解けばいいですか?▼
A. 受験ブロック+近隣の直近3〜5年分を3周が目安。間違えた問題は5回以上解き、本番形式で全体7割+各章の足切りクリアが安定する状態を目指します。
Q. 過去問のPDFはどこでダウンロードできますか?▼
A. 各都道府県の薬務課などの公式サイトで公開されている場合が多いです。「(都道府県名) 登録販売者試験 過去問」で検索すると掲載ページが見つかります。解説は付かないことが多い点に注意してください。
Q. 自分の県の過去問が見つかりません。▼
A. 試験はブロック単位の共通問題で実施されるため、同じブロックの他県が公開している問題が自分の受験地の過去問にあたります。まず受験地のブロックを確認しましょう。
Q. 過去問だけで合格できますか?▼
A. 過去問中心で合格は狙えますが、初学者はテキストとの併用が安全です。特に第3章は成分の理解を伴わないと暗記が崩れやすいです。
Q. 古い年度の過去問も解くべきですか?▼
A. 直近2〜3年分を優先してください。古い年度は手引きの改訂で正解が変わっている場合があるため、最新基準の解説付き教材で確認しながら使うのが安全です。
Q. 過去問アプリは紙の問題集より効果がありますか?▼
A. 役割が違います。アプリはスキマ時間の反復に強く、紙は書き込みや本番形式の練習に向きます。両方を使い分けるのが理想です。
